日本一のフレンチから学ぶ「3つの恋愛成功法則」後編

どうも、日高です。

前回に引き続き、とあるフレンチの店から学んだ
恋愛で成功する為の法則について、シェアしていきます。

前半を読んでいない場合は、↓からどうぞ。

日本一のフレンチから学ぶ「3つの恋愛成功法則」前編

では、さっそく続きを話していきます。

法則2:素材の魅力を100%引き出す

何度もしつこく言っているように(苦笑)
この店は、「フレンチの店」です。

ものすごく大ざっぱな言い方になりますが

「フレンチとは、足し算、つまり
素材と調味料の組み合わせによって
1つの皿という作品を作るアート活動」です。

つまり、Aという食材があったら
「これと何を組み合わせたら、よりおいしくなるか。」
が基本的な発想なわけです。

でも、今回行った店は、これとは全く異なる発想でした。

「いかに無駄を省き、いかに素材の良さを引き出すか。」

「いかに、本質(王道)を追求していくか。」

その姿勢が随所に見られました。

・「きのこのソテー」は
バターもソースも使わず、3種類のキノコと水と塩のみ

・「オマールエビのスープ」も、
エビを絞った後、塩を加えるのみ

とにかく、1つの食材と徹底的に向き合い
その良さを引き出すことに、全意識が向けられている。

これは、フレンチの店には、なかなか無い発想です。

店主の言葉で、とても印象深かった物があります。

「料理って、美味しくしようと思えば
どれだけでも美味しくできるんですよ。」

「その時出す食材に足りない物を補ってあげれば
それで、おいしい味なんてどれだけでも作れます。」

「でも、自分はその道に逃げたくなかった。
食材の持つ個性を100%、120%味わって欲しかった。」

「だから、今のこのスタイルに行きついたんです。」

・・・

「無駄を省いて、素材の良さを100%引き出す」と聞くと、中には

「じゃあ、ただ切って、盛り付けて出せばいいんじゃ?」
と勘違いする人もいるかもしれません。

しれませんが、そんな単純な話ではありません。

何百、何千店と食べ歩いた食通達の舌を
「素材のみ」で唸らせるには

それこそ、ミリ単位で、調理法や
調理時間を計算して、緻密な作業をこなす必要がある。

実際、メインとして出された、幻の牛のソテー
(日本全国で1年に数頭しか流通ルートに乗らない牛)などは

6時間シェフがつきっきりで
完全に温度と焼き具合をコントロールするそうです。

だから、調味料を全く使っていないにも関わらず
あれだけ味わい深く、芳醇な味が出せる。

これは、メインに限った話ではなく
前菜から、スープから、全てがそう。

ミリ単位で調理時間をコントロールし
完璧な状態で仕上げて、顧客にサーブする。

・・・

前編で、私の友人が遅刻したせいで
店主に若干キレられた話をしましたが

これだけ、シビアに管理しているからこその
プロ意識からきたものだったんだな~と

後になって、妙に納得してしまいました(苦笑)

「あなたの良さ」ってなーに?

これは、1つ目の法則とも深く関連しますが

モテない男性の多くが

「自分の個性(素材)を引出し、それを磨く」

ということをやっていません。

「日々の雑務に忙殺されて、生きるので精いっぱい」か

「ある程度暇はあるんだけど、何やっていいかわからないから
とりあえず、流行ってることか、○○さんにお勧めされたことをやる。」

という状態の、どちらかになっていることが非常に多い。

その「流行っていること」や
「誰かにおすすめされたこと」が
たまたまあなたの個性(才能)に合っていれば、全然OKです。

あなたという素材の良さがどんどん引き出され
味わいのある、いい男になれるかもしれない。

でも、多くの場合はそうじゃない。

「お金の為だけにやっている仕事で
日々の貴重な時間を埋め尽くされたり」

「どうでもいい動画やSNS
どうでもいい飲食店や、アクティビティで暇を潰したり。」

そんな状態になってしまっています。

・・・

かつて、アリストテレスはこう言いました。

「自らの卓越性に即した魂の活動をしろ!
それこそが、人間にとっての幸福だ」

彼はこの状態のことを「エネルゲイア」と表現しましたが
現代人の中で、エネルゲイアできている人間が
はたして、どれだけいるでしょうか?

・靴作りの才能がある人間は、靴を作ることで最も輝けるし

・歌を歌う才能がある人間は、歌を歌うことで最も輝けます。

にも関わらず、モテない男性の多くは
その自分独自の才能(素材)を引き出すことをせず

誰でもできる仕事を、日々適当にこなし
誰でもできる娯楽を、さらに適当にこなします。

もしあなたが、真の意味で女性を強く惹きつけられる男
「Real Men」になりたいのであれば

まずは、自分の才能、素材の良さを引出し、それに磨きをかけるべきです。

なんでもかんでも中途半端にやって
全て身に着けられるほど、我々は器用ではありません。

だからこそ、自分独自の才能にフォーカスして
それを徹底的に磨きあげる。

そうやって、自分自身を100%、120%引き出す姿勢こそが
女性達を惹きつける結果に繋がるんじゃないでしょうか。

法則3:「現場」に触れ続ける

後から調べてわかったことなんですが

実は今回の店の店主は、業界ではかなり有名人らしく
「食通達」の間では、神格化すらされてる人だったようです。

イメージでいうと、美味しんぼの「海原雄山」みたいな感じですね。

海原雄山の写真

それだけの大物にも関わらず、我々が訪問した際には

自らホールに立ち、1皿1皿、様々なウンチクやストーリーを
熱を込めて話してくれました。

さらに、それだけに留まらず
食べ終わった皿の後片づけをしたり、料理のサーブをしたり。

バイトでもできるような仕事を、店主自らおこなっていました。

おそらく、これまで、「食」のことだけを考えて生きていた
職人気質の人だったんでしょう。

サービスレベルが高い一流店のウエイターに比べたら
どこかぎこちなく、不器用な感じは否めませんでした。

彼自身、店のオーナーだし、海原雄山的な大物なわけで
わざわざ店に出て、そんな面倒なことをしなくても
スタッフに全部任せて、ふんぞりかえっていてもいいわけです。

にも関わらず、自ら現場に立って
料理に対する想いを、1品1品熱を込めて語る。

さらに、食事を終えて、会計を済まし、出口から店を出ると

彼を含めた従業員一同が、店の外に立ち
我々の姿が見えなくなるまで、ずっと見送ってくれました。

たぶん、不器用な人なんでしょう。

他の従業員達がみな、さわやかな笑顔で見送ってくれる中で

彼だけは、ひきつった表情で
笑顔を頑張って作ろうとしてるんだけど
でもできない顔で、仁王立ちしていました(苦笑)

自分自身、彼と同じく職人気質が強いせいなのか

店内での、「この店の世界観はこうだ!」という
強い姿勢とのギャップを感じたからなのか

なぜか私は、「きゅーん」としてしまいました(苦笑)

「現場」の重要性

「バーチャルで多くの事が解決できる。」

そんな時代になったな~とつくづく思います。

自分の家にいながら、海外の一流大学の講義を受けることもできるし
わざわざ時間を作って旅行に行かなくても
写真と共に、細かな情報が得られるサイトなんて腐るほどあります。

こんな感じで、「バーチャル」が
我々の日常に深く根ざしているんですが

それに伴って、「現場の重要性」が希薄になっていると、強く感じます。

グーグルマップのストリートビューで
数十分徘徊して、その街を知ったような気になっている。

・・・

これは恋愛についても同様で

どっかのサイトで聞きかじった知識や
どっかのマニュアルで得た情報だけで
自分は、恋愛についてわかったつもりになっている。

それは、情報を得る側だけでなく、発信する側もそうです。

自分は現場に立たず、ロクに女性を口説いた経験もないくせに
マニュアルで得た知識を武器に、恋愛コンサルタントを名乗っている。

実際に、恋愛の現場に立って
一定以上活動し続けた人ならわかると思いますが

現場には現場にしかない空気感があり
現場でしか得られない学びも数多くあります。

でも、多くのモテない男性は、それを避けたがります。

バーチャル空間上で得た知識だけで
「恋愛」をわかったつもりになり

彼女を作ることができない現状を
「今はまだその時期じゃないから」
の一言で片づけたがります。

もちろん、仕事や趣味に集中していて
恋愛に目を向ける余裕がない男性もいると思います。

でも、私の経験上、真の意味で
そういう生き方をしている男性は稀です。

実際は、女性が欲しくて欲しくてたまらないのに
現場に立つことを避けて
頭の中のバーチャル空間に逃げ込んでいる。

言い方は悪いですが、そういう印象が強いです。

・・・

そういう私自身も、「恋愛コンサルタント」とか言って
偉そうな肩書きを名乗っていますが

たぶん、自分のクライアントの誰よりも
泥臭い現場に立ち続けています。

・誰よりも出会いアプリで女性と会っているし

・誰よりもパーティや飲み会に参加しているし

・誰よりもデートの回数を重ねているし

・誰よりも女性からフラれています。

そして、この記事を書いている今も
現在進行形で、恋愛の現場に立ち続けています。

よく、「昔俺はモテたんだよね~」と自慢したり
「昔モテた経験」だけで、指導しようとする人がいますが

私自身は、それは「カッコ悪い」と思ってます。

恋愛について教えるのなら、自分も現役でいたいし

トレーニングについて教えるのなら
誰よりもトレーニングに没頭していたい。

個人的には、半年以上恋愛活動をしていないのなら
昔どれだけモテたとしても、今はただの人。

一般人と変わらないと思います。

・・・

もちろん、これは私の個人的な意見なので
マネする必要は無いですが

「女性にモテたい」「魅力的な女性を落とせる男に成りたい」

と思うのであれば、現場に立ち続けるべきです。

2000年以上前、ソクラテスが
「無知の知」という言葉で表現したように

「俺は恋愛マスターだ」「俺は恋愛のことをわかっている。」

と思った時点で、もう衰退は始まっているので・・・

最後に

こんな感じで、今回は

「日本一のフレンチの店を通じて
恋愛で成功する為の法則を学ぶ」

をテーマに、話をしました。

今回は、内容や方法論はもちろんのこと
私独自の視点や、フィルタも意識して学んで欲しいです。

そして、あなた自身も、今回の例と同じように
普段行く場所や、普段やることから
学びが得られるようになって欲しい。

そういう思いを込めて、今回の記事を書きました。

別に、高級フレンチや
金持ちが集まる場所に行く必要は無いんですよ。

「いかに日々の凡庸な世界を、新しい視点で見られるか。」

そっちの方が、何倍も重要なんで。

あっ、ちなみに、たぶんツッコミが入ると思うので
お答えしておくと、今回紹介した店の名前なんですが
諸事情により、お話しできません。

私も紹介してもらった立場ですし
不特定多数の人が見るこのブログで紹介してしまうと
紹介主に迷惑がかかってしまうかもしれないので。

なので、その点だけ理解して頂けると助かります。

PS.

「飲食店から学ぶ」という意味では、以下の記事もおすすめです。

高級イタリアンの店に女性の口説き方を学ぶ

では、今回も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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